米国ジョージ・フロイドさんの正義を求める署名100万筆を提出
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「息ができない」―――2020年5月25日、警官によって地面に組み伏せられ、首を膝で押さえつけられて亡くなった黒人男性のジョージ・フロイドさん。

アムネスティは、彼を死に至らしめた警官たちへの裁きと警察改革を求め、世界中で署名活動を行いました。そして10月6日、日本の1,036筆を含め集まった100万筆の署名を、ウィリアム・バー米国司法長官に提出しました。

フロイドさんが警官による過剰な暴力で亡くなってから4カ月以上が経ちますが、米国政府は再発防止に向けた有効な対策を取っていません。世界中が人種的平等や警官の暴力に終止符を!と訴えている中で、トランプ政権は訴えに耳を傾けず、警察が黒人の生きる権利を繰り返し奪ってきたという重大な問題を放置してきたことは、到底容認できません

アムネスティの調査では、フロイドさんが殺害されてから、警官による暴力や警察の人種差別的体質に抗議するデモが全米で発生しましたが、その際、抗議する市民に対しても警官の暴力や人権侵害が全米で横行していることが明らかになっています。

アムネスティは引き続き、警察の暴力に歯止めをかけるために実効性ある改革を断行し、黒人の人権を尊重、保護、促進に向けた取り組みを実行するよう、米国政府に求めていきます。