12月10日の「世界人権デー」の周辺に、世界中で一斉に手紙書きを行う、アムネスティ最大の人権イベント「ライティングマラソン」。

暴力をもちいていないのに、自らの信念や人種、宗教、肌の色などを理由に囚われの身となった人や、不当に投獄されている人たち。手紙やハガキは、そうした刑務所にとらわれている人たちに宛てて、また、そうした囚人たちの釈放を求めて政府関係者に宛てて送ります。

監獄の暗闇の中で不安におびえている人たちにとって、あなたの励ましや応援のメッセージは、希望の光になります。

今年も全国28カ所で開催され、12月9日(土)には、実際にアムネスティのメンバーが東京都内の某所を駆け巡る「#走れアムネスティ」も同時開催。その模様をライブ配信し、SNSでの応援やたくさんの手紙が集まりました。

「手紙の力」を信じて - 473通の手紙が集まった!

12月9日(土)は14時から、東京事務所でアムネスティ日本の良心の囚人ネットワークチームが中心となって手紙書きを行いました。

会場では、スペシャルティコーヒーを販売し、フェアトレードチョコレートをつまみながら、とてもリラックスした良い雰囲気で、皆さん手紙を書いていました。

また、この日は東京事務所以外でも、日本国内では兵庫、山口、東京(町田)、島根、神奈川、奈良、北海道、福島、青森の9カ所、海外の支部でも手紙書きのイベントが開かれ、ネット中継や電話でお互いの状況を共有するなどして、会場を盛り上げました。

参加された方一人ひとりが、人とのつながりを大切に、人権への問題意識を新たにしながら、そして一通の手紙の力を信じながら書かれた手紙は、東京事務所だけで145通、全国9カ所で書かれた手紙を合わせると473通(集計途中)にのぼりました。

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東京都内を駆け巡る!「#走れアムネスティ」も同時開催!

この日は手紙書きだけではなく、実際に「走るマラソン」も実施。書かれた手紙の数&SNSのアクション数に応じて、アムネスティのメンバーが都内にある「ライティングマラソン2017」で取り組む10のケースと関係のある10カ所を駆け巡りました。目的の各場所ではメッセージ動画&フォトアクションを行い、人権侵害をなくすためのメッセージをライブ配信しました。

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今年の「ライティングマラソン」では、おかげさまで、去年の数を大きく上回る数の手紙が集まりました。イベントの開催に尽力してくださった皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました!

今からでも「ライティングマラソン」に参加しよう!

「ライティングマラソン」には、自宅からでも簡単に参加できます。2分でできるオンライン署名に、ぜひご参加ください。

マハディンさん

マハディンさんは、チャド政権を批判する動画をフェイスブックに投稿した後、拉致され、数週間拘束され暴行を受けた。終身刑を受けるおそれがある。また、刑務所で結核に感染したため、すぐにでも入院する必要がある。表現の自由を奪う権利は誰にもない。

ハナン・バドル・エルディン

2013年7月、ハナンさんの夫が行方不明に。エジプトでは、警察や治安機関に連れ去られ、そのまま行方不明になっている人が何百人もおり、彼女の夫もその被害者だ。真相を明らかにしようと活動するハナンさんは、根拠のない容疑をかけられ、逮捕・起訴されている。

実施日 2017年12月9日(土)
場所 アムネスティ日本 東京事務所
主催 アムネスティ日本 良心の囚人ネットワークチーム

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