5月21、22日の2日間、「アムネスティ映画祭・関西2016」をクレオ大阪中央で開催しました。

「もっといろんな人に、人権について知ってもらいたい!考えてもらいたい!」そんな思いから、アムネスティ日本の関西連絡会が主催し、2日間で述べ479名の方にご参加いただきました。

アンケートでは多くの参加者が「感動した」、「心打たれた」、「圧倒された」など、評価する声がほとんどでした。

映画に関連した講演会を同時開催!

講演する堀江有里さん講演する堀江有里さん

講演する岡真理さん講演する岡真理さん

両日共に映画上映後、お二人の講師に、映画に関連した講演をお願いしました。

21日は「Call Me Kuchu ウガンダで、生きる」の上映後、ECQA(信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会)代表の堀江有里さんに、ウガンダの反同性愛法の背景にあるグローバルな同性愛嫌悪や宗教についてお話しいただきました。

22日の「我々のものではない世界」の上映後は、京都大学教員の岡真理さんが、難民キャンプでは市民としての権利が与えられず、差別、困難の中で生活をせざるを得ないことや、若者たちが希望を持てない絶望的な状況であることなど、難民キャンプの現状をお話しくださいました。

ボランティアによる「アムネスティ・カフェ」も登場!

上映会場の隣の部屋では、ボランティアによる「アムネスティ・カフェ」を開催し、サンドウィッチ、クッキー、コーヒー、うどんを作り、販売。多くの方が、とても美味しいと喜んでくださいました。

休憩時間はほぼ満員の状態で、参加者同士のみならず、講演者の方との交流の場として、皆さん会話を楽しまれていました。

アムネスティ・カフェの様子アムネスティ・カフェの様子

この映画祭を開催するにあたり、15名のボランティアにより実行委員会が結成され、丸1年をかけて企画から実施(チケットの印刷、上映技師を含む)まで、すべてボランティアの手によって進められました。また、会場のクレオ大阪中央の館長には、「協力」という立場でさまざまなご支援をいただきました。

ご参加くださった皆さま、ボランティアとして映画祭を運営・実行してくださった皆さま、そして、クレオ大阪中央の皆さまに、深く感謝いたします。ありがとうございました。

上映作品 ※[ ]内は参加者数

一日目(5月21日)[183名]

  • Call Me Kuchu ウガンダで、生きる(2012年、米国、ウガンダ)[66名] 
  • アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年、米国)[58名]
  • N O ノー(2012年、チリ)[59名]

二日目(5月22日)[296名]

  • 我々のものではない世界(2012年、パレスチナ、アラブ首長国連邦、米国)[112名]
  • 異邦人の河(1975年、日本)[95名]
  • 白バラの祈り̶ ゾフィー・ショル 最後の日々(2005年、ドイツ)[89名]
開催日 2016年5月21(土)、22日(日)
開催場所 クレオ大阪中央
主催 アムネスティ日本 関西連絡会

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