1961年3月、三重県の名張市で催された懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ぶどう事件」。
この事件の容疑者として逮捕され、えん罪の可能性がありながら、人生の半分以上を獄中で過ごしてきた奥西勝さん(87歳)。
奥西さんは現在、八王子医療刑務所に収容され治療を受けていますが、健康状態は予断を許さない状況です。今年5月に続き、6月19日以降は危篤状態で、現在も意識がなく、大変厳しい状態にあります。
アムネスティは、一刻も早く再審開始の決定が行われるよう、日本及びオーストラリアで約1カ月にわたって、署名アクションを行いました。
集まった署名は、12,375筆(8月20日の時点)で、これらは全て、アムネスティ日本が取りまとめ、最高検察庁に届けました。
署名に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
アムネスティは引き続き、病の床で闘う奥西さんの再審開始、及び死刑囚の処遇改善を訴えていきます。
奥西勝さんの再審を求める署名
アクション期間 |
2013年7月9日~8月12日(日本) ※オーストラリア支部は現在も継続中 |
提出先 | 最高検察庁 小津博司検事総長 |
実施アクション | ただちに再審開始を!病の床で闘う奥西勝さん |