プーチン大統領を批判する歌を歌ったとして、2012年3月に逮捕され、禁固2年の判決を受けたロシアの女性パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバーのうち1人が、2012年10月11日に釈放されました!
アムネスティは、拘禁されているプッシー・ライオットのメンバーの釈放を求めて、5月から世界中でキャンペーンを展開してきました。アムネスティ・ニュースレターや、WEBサイトでもUA(緊急行動)で取りあげました。
そして今回、アムネスティのメンバーをはじめとする、世界中の人びとの働きかけが実り、メンバーの1人、エカテリーナ・サムツェビッチさんが、2年間の執行猶予が認められ、仮釈放されました。
しかし、残り2人のメンバーの実刑判決は覆らず、彼女たちは現在も刑務所にとらわれたままです。メンバー1人の釈放は喜ばしいことですが、いまだ予断を許さない状態が続いています。
アムネスティは、残されたメンバーの釈放を、引き続き訴えていきます。
プッシー・ライオットの弁護士からのメッセージ
もし、アムネスティのみなさんが、今回の問題について何の行動も起こさなかったならば、検察官は彼女たちにおそらく7年の禁固刑を求刑し、裁判官は少なくとも禁固 5年の判決を下していたでしょう。
みなさんのアクションがなければ、今回メンバーが釈放されることは決してなかったと思います。