2021年8月、アフガニスタンがタリバンの手に落ちた日から、何千人ものアフガニスタン人が拘束され、拷問され、姿を消し、さらには殺されています。
この1年の間タリバンは、人びとを恐怖で押さえつけようと人権への攻撃を続けてきました。人権擁護のための主要な機関はタリバンによって解体され、表現の自由や集会の自由などが締め付けられています。特に、ジャーナリスト、活動家、人権擁護者、芸術家、学者、少数民族、宗教的少数派は、常に危険にさらされています。
女性の権利も大きく踏みにじられています。自由な外出は許されず、教育や働くことは厳しく制限され、幼い少女たちが強制的に結婚させられています。差別に抗議したり命令に背いたりすれば、タリバンに脅され、暴力を振るわれます。
アフガニスタンの人たちは、タリバン前政権下で壊滅状態にあった人権を20年かけて進展させてきました。その成果が、わずか1年で崩れ去る危機にあるのです。
今すぐ人権を尊重し保証することをタリバンに要求してください!
期 間: | この署名は終了しました。(2022年9月14日~5月23日) |
要請先: | タリバン政権 |
1年前、タリバンは、人権擁護と推進を公約に掲げました。しかし約束とは裏腹に、暴力と抑圧で支配を進めています。このような状況で、変革への希望は失われています。
一部の大都市では、タリバンの治安部隊が非武装のデモ参加者を殴ったり銃で撃ったりして平和的な抗議行動を鎮圧しました。治安部隊による過剰な力の行使は、アムネスティの調査によって明らかにされています。
女性に対する暴力も増えています。米国と近かった前政権の関係者に対する報復として、その家族の女性メンバーに暴力が振るわれることもあります。アフガニスタン治安部隊の元隊員の妻リダさん(当時22歳)は、バイクに乗ったタリバンの男2人に撃たれて死亡しました。その時、彼女は妊娠8カ月で、2歳と4歳の子どもとともに殺害されました。
また、報道の自由も攻撃にさらされています。2021年9月19日、政府メディア情報センター(GMIC)は、「イスラム教に反する」記事や「国家の要人を侮辱する」記事を掲載することを禁じました。