入管・多文化共生チームは、関西を拠点に活動をおこなっています。私たちの活動の目標は、国際基準に基づく難民・難民申請者の処遇実現や難民認定制度、入管処遇の改善です。それは、日本における多文化共生社会の実現に向けた活動でもあります。このチームには外国人も参加しています。メーリングリストでの意見交換や在宅ワークからスタートしました。関東からオンラインで参加している高校生もおられます。ファイトのあるメンバーを募集中です。

今、こんな活動に取り組んでいます

入管・多文化共生チーム

2023年12月に発足した新しいチームです。改定入管法が本年(2024年)6月から施行されます。これにより、難民申請は原則として2度までとされ、2度申請が不認定となった申請者は強制送還される可能性が高まります。したがって、強制送還の恐れのある難民申請者の人権を守る活動を始めました。先ずは、この方の在留保護を訴える街頭アピールにチームメンバーが参加しました。(写真) 

さらに、国内在住の難民・庇護希望者の人権を守るために、各種資料の翻訳を行っています。また、外国人のヒューマンライツに関する講演会や高校や大学への難民問題の出張講座を今春に計画しています。今後は日本の難民支援制度の改善に向けたアドボカシー活動、外国人労働者の人権の問題、難民支援団体・多文化共生グループとのネットワークの強化などにも取り組みたいです。

活動報告

リーダからの一言

アムネスティには「庇護希望者及び難民の個別ケースへの取り組み:実践的ガイドライン」というものが存在すると知ったのは2021年7月でした。この取り組みの重要な側面の1つは、世界中で発生している人権侵害に関する公平で詳細な情報の提供です。その時から、アムネスティのこの重要な役割を果たすべく、入管法の下で強制送還の危機に置かれる申請者の人権を何とか守りたいと思い、有志を集め、入管・多文化共生チームの設立に至りました。難民・庇護希望者を支援する上で、証拠提供のために、英語情報を翻訳する作業は多くあります。みなさまの参加をお待ちしています。

メンバー募集中!

連絡先:immigration_multiculture_team@amnesty.or.jp