私たち国際人権法チームは、国際人権法に関する問題について、特に日本国内で社会への啓発活動や情報提供を主な活動内容としています。

国際人権法とは、世界各国間で共通したルールとして定められている国際法の中で、特に人権に関するものです。また、日本政府などに対して、様ざまな国際人権法のうち、批准されていないものや守られていないものに対して、速やかな批准や遵守を求める活動も行っています。

メンバー

今、こんな活動に取り組んでいます

  1. 国際人権規約第一選択議定書、拷問等禁止条約選択議定書など、国際社会で作られる人権に関する様々な約束(国際条約)に日本が入ることを求め、条約によって作られる国際機関をサポートする活動を行なっています。また、日本が加入した条約がきちんと実行されるよう、政府に働きかける活動を行っています(現在は、「取調べの可視化」を求める活動に力を入れています)。
     
  2. 人権侵害の加害者が、その責任を免れること(免責)のないように、人権侵害の真相究明や責任追及を求める活動を行っています。具体的には、人権侵害の加害者を公正かつ中立の立場で裁く国際刑事裁判所の活動を支援しています。この活動は、加害者が裁かれないことによって、被害者がさらなる苦しみの淵に沈んでしまう悪循環を断ちきること等を目的にしています。

これまでの成果

  • 2000年より、日本政府に対し、国際刑事裁判所に加入するよう求めるキャンペーンを展開(2007年、日本政府が国際刑事裁判所に参加)
  • 2002年、「入門 国際刑事裁判所」(現代人文社) 出版
  • 2009年、日本政府に対し、自由権規約第一選択議定書(個人通報制度)への加入と、取調べの可視化の実現を求めるウェブアクション「密室の22泊23日」を展開
  • 2010年、取調べの可視化への賛否を問う、全国会議員アンケートを実施
  • 2010年、2011年と、「取調べの可視化を求める市民団体連絡会」に参加し、取調べの可視化をテーマとしたシンポジウムを都内で開催
  • 2011年、ブックレット「今こそ、取調べの可視化を!!」出版

国際刑事裁判所について、わかりやすく解説した本を出版

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国際人権法チームが執筆・編集した『ぼくのお母さんを殺した大統領をつかまえて~人権を守る新しいしくみ・国際刑事裁判所~』が、2014年4月に出版されました。世界で起きている紛争や人権侵害の事例、国際社会がこうした問題にどう取り組んできたか、国際刑事裁判所が実際にどう機能しているかなどを、図や写真をまじえながら、わかりやすく解説しています。

詳細はこちら

リーダからの一言

私たち国際人権法チームは、一緒に活動する仲間を募集中です。語学力や国際人権法の専門知識のない方でも参加可能です。知識やノウハウは活動をする中で学べると考えています。現在のチームメンバーは6人前後で、年齢層も幅広いメンバーです。月に1~2回、主に平日の夜に東京事務所でミーティングを行い、活動計画や役割分担について話し合っています。みなさんの都合に合わせて参加可能です。

どんな感じで活動しているのかにご興味がある方は、アムネスティ入門セミナーご参加後に、ぜひ一度、見学してみてください。お待ちしています!

メンバー募集中!

連絡先:intlaw@amnesty.or.jp

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